シンママを選んだ理由

元旦那とは遠距離結婚

妊娠、出産、産後は実家で暮らした

育児は大変だろうと覚悟していたが、ここまで大変だと思っていなかった

それでも、おむつ交換や、おっぱい、睡眠不足は想定内。むしろ好き

育児休暇中は遠距離の旦那のもとで主婦をしながら子育てを楽しんだ

というのも

旦那にも父親として子育てを通じて愛おしさや責任感を感じて欲しかったから

一緒に住める間は住んだ

 

いずれは一緒に住む予定だったが、仕事も続けたかったし、金銭的に余裕がなかった

そのため仕事はやめずに転勤願を出したが、いつ転勤になるかはわからなかった

 

同居中旦那とおむつ交換や、お風呂を一緒に入れたりしたが

積極的にはやってくれず、強制的にやらせるのもお互い良い気分にはならないので

結局私がほぼすべてやることになってしまった


そして1歳になり育休から仕事復帰

実家に戻り、可愛い娘を保育園に預け、仕事をこなす毎日を送った

そんな日々が幸せだった

そして1歳半の時に転勤が決まり

旦那の元へ引っ越し、新しい職場で働きだした

 

職場内の保育園は定員いっぱいで入れず

家から少し離れた小さい乳児院に預けて働いた

仕事は変則勤務(日勤・夜勤)のフルタイム

夜勤は元旦那が休みの日のみとの条件で働いた

 

帰りはいつも19時ころ

夕食の食材を近くのスーパーに買いに行き、半額のものを買う

帰ってぐずる娘を面倒見ながら夕食を作り、食事、風呂を済ませて寝かせる

旦那は早くて21時過ぎに帰ってくるので

旦那用のおかずをまた作った

旦那は毎日ビールや酎ハイを3L飲んだ


忙しくも充実していた

でも

旦那のもとに引っ越してきてから1か月経たないうちに旦那からのモラハラが始まった

育休中は旦那のところにいて、その頃はたまに育児を手伝ってくれたが

一緒に暮らし始めてからは、夜勤のとき以外は家事、育児はほぼ私一人でこなしていた

夜勤のときは食事の準備や保育園の準備、着ていく服、準備できるものはすべてしてから仕事に行った

それでも旦那にとっては大変らしく帰れば俺は大変だったアピール

今まで娘の世話をしてきていないから大変だと思うのではないかと内心思った

でも口には出さず、ありがとうとしか言わなかった

 

旦那は家にいる間はビールばかり

でも旦那の休日だしあまり口を出してもお互い気分がわるくなるだろうと思い好きにさせた

仕事で疲れているのはわかる、私もそうだから。休みに日ぐらいと。

 

育児のストレスが溜まっているのか

家にいれば嫌味ばかり言われた

仕事を辞めた方がいいなら辞めると言ったが

やめろとは言われなかった。

なぜなら、旦那の浪費がすごく私が働かなければ生活していけないから。

そして酒がどんどんエスカレート

顔つきも恐ろしく、家の中だけではなく、外でも暴れる始末

通りがかりの人にも喧嘩を売ったり、道路におしっこをしたり

最悪なことに娘にまで怒鳴り散らすようになった

それには流石に頭にきて私は逆上したが、はっきり言って無意味だった

 

怒らせまいとある程度機嫌をとるようにしたが

二重人格のように豹変し

私たちが夜寝ていても一人でテレビを見て騒いだり

家の中をめちゃくちゃにしたり

寝ている私に聞こえるように私のダメなことを言ったりして、罵声ばかり

まったく眠た気がしなかった

毎日旦那の暴言を聞いているうちに

徐々に動悸や震え、息苦しさなどのパニック症状が襲うようになり

働いていても耳鳴りや頭痛が頻繁に起こるようになった

 

そして生活費も入れなくなり

私が夜勤の日朝に娘を預けることもしなくなった

夜勤明けに10時を過ぎたころ乳児院に電話し、遅刻登園させた

遅刻すると娘自身が保育園のリズムに乗り遅れるようでかわいそうだった

こんな生活いつまでつづくのだろうと思うと不安だった

旦那は生活費も入れず好きな時に外食に行き、好きな時に帰ってくる

私は身も心もボロボロだった

娘と二人でいる時が一番の幸せだった